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思い出工学の心理学的基盤に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 20500238
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 認知科学
研究機関成城大学

研究代表者

野島 久雄  成城大学, 教授 (30407613)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード思い出 / 認知科学 / アーカイブ
研究概要

2006年から2008年にかけて、社会人を対象とした「成城学びの森」において、思い出を作品としてまとめるプロジェクトを行い、学生・高齢者まで含めた多様な人を対象として社会的な実践を行い、そこで得られた結果の理論的な検討を進めてきた。2009年度においては、その成果をさらに幅広くするために、犬学生を対象とした「成城思い出トランプ」プロジェクトを行った。これは、大学生の「現在の思い出」を記録するプロジェクトとして、大学4年間の活動を53枚のトランプとして集大成するものであり、大学4年間の記録をまとめて1セットのトランプを実際に作成した。この過程の取り組みは、http://www.nozy.org/trump/において公開するとともに、このプロジェクトに参加した学生に対するインタビューを行い、高齢者の「過去の思い出」語りのスタイルと大学生の「現在の思い出」語りのスタイルの違いについての検討を行った。
本課題では、学術的な観点から思い出を検討するだけではなく、社会の中で実際に語られ、実践されている人々の営みとしての思い出をどのような形でまとめたらよいかを明らかにすることを目的としている。そのためには、さらに多くの一般の人々の思い出に関わる営みのデータを入手することが必要になる。そこで、2010年度以降の取り組みの場を「成城学びの森」以外にも広げるための環境整備を行った。その一つが、思い出の写真をフォトブックとして保存する取り組みを行っているあるカメラ店との協力関係の構築である。その第一歩の取り組みとして、人がどのように思い出を保存しているかに関する調査を1200人を対象として行った。現在はそのデータの分析を進め、その結果に基づき、思い出保存のための枠組の検討を行っている。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2010 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件) 備考 (4件)

  • [雑誌論文] 個人の思い出から社会の思い出へ2009

    • 著者名/発表者名
      野島久雄
    • 雑誌名

      歴博 152

      ページ: 12-14

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 個人の思い出から社会の思い出へ : 思い出の心理学と博物館2009

    • 著者名/発表者名
      野島 久雄
    • 雑誌名

      歴博 152

      ページ: 12-14

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 熟達 : 人がプロフェッショナルになるために必要なこと2009

    • 著者名/発表者名
      野島 久雄
    • 雑誌名

      修猷 140

      ページ: 18-41

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 公共空間のデザインとユーザビリティ2009

    • 著者名/発表者名
      新垣紀子・筒井梨絵・野島久雄
    • 学会等名
      日本認知科学会第26回大会
    • 発表場所
      慶應大学
    • 年月日
      2009-09-10
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 建物はどのように変容するのか2008

    • 著者名/発表者名
      新垣紀子, 野島久雄
    • 学会等名
      日本認知科学会大25回大会
    • 発表場所
      同志社大学
    • 年月日
      2008-09-06
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [図書] よくわかる家族心理学(うち、「情報化の進展と家庭」)2010

    • 著者名/発表者名
      野島久雄(柏木恵子編)
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考] 学びの森

    • URL

      http://www.nozy.org/manabi/

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考] 成城トランププロジェクト

    • URL

      http://www.nozy.org/trump/

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考] (思い出トランプ)

    • URL

      http://www.nozy.org/trump/

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考] (学びの森プロジェクト)

    • URL

      http://www.nozy.org/manabi/

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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