配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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研究概要 |
軟部組織を撮像するための新しい屈折トモシンセシス撮像方式を提案した.本方式は,ラウエ結晶を用いるために,屈折と吸収の情報を分離するためのデータ取得は1回の計測で行える.このため,従来のDEI(Diffraction Enhanced Imaging)法と比較して,1/2の被曝量で計測可能である.さらに,得られた角度偏差からトモシンセシス画像を得るための再構成アルゴリズムを開発した.本アルゴリズムは,得られた角度偏差からなる投影に対して簡単な関数をコンボルーションしてバックプロジェクションを行うだけの非常に簡単なものであるため,高速に処理が可能である.提案方法の有効性を実証するために,高エネルギー加速器研究機構のPFBL14-Cに撮像システムを構築し,生体サンプルの撮像を行った.投影数は約1/10にも関わらず,形態描画に限ればCT画像と同程度の描出能があることが示された.
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