研究概要 |
水理模型実験と数値計算によりサーファーの獲得できる速度(運動エネルギー)をサーフィンリーフの前面勾配と波の緒言を組み合わせたパラメターで定式化し,最適なリーフの前面勾配の決定法を求めた.また,防災面からは,人工サーフィンリーフ背後ではリーフで波が砕波することによって,波のエネルギーが減衰し,約30%まで波高が小さくなることが分かった.ただし,干潮と満潮ではエネルギー減衰効果が大きく異なり,満潮では減衰効果があまり期待できない.離岸流の影響により,局所的な洗掘が起きやすいこと,特にリーフの端部での洗掘量が大きいことが明らかとなった.このほか,サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウムという研究会を3年間で3回開き,人工サーフィンリーフの是非や,津波に対しての対処法等を議論した.
|