研究課題/領域番号 |
20500646
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生活科学一般
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
徳井 淑子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (80172146)
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研究分担者 |
小山 直子 お茶の水女子大学, ジェンダー研究センター, 客員研究員 (00194639)
西浦 麻美子 お茶の水女子大学, 生活科学部・学部教育, 研究協力員 (80456277)
新實 五穂 お茶の水女子大学, 生活科学部, 非常勤講師 (80447573)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 服飾 / 感性 / ジェンダー / 異性装 / 色彩 / 身体 / 視覚表象 / 視角表象 |
研究概要 |
男女の性が服装によって明確に二分化されたのは、洋の東西を問わず近代社会においてである。日本では、それが国家および知識階級の要請によって行われ、政治的な意味をもったが、一方でヨーロッパでは資本主義社会への転換のなかでブルジョア倫理として要請され、社会・経済的な意味を帯びている。近代社会では男女の服装の乖離が顕著であるのに対し、中・近世社会では服装による男女の分化は必ずしも鮮明ではない。現代社会では同化、接近、越境はさまざまなレヴェルで絶え間なく行われ、それによってファッションの多様化が進み、二元論的な性では捉えられない複雑な性のあり方を示している。男女の服装の同化・接近・越境は新たな感性により新たな性の表象として現出するが、同時にジェンダー表象としてつくられた新たな服飾が、新たなジェンダー感性を育んでいくことも確かである。
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