研究課題
基盤研究(C)
日韓の戦後原子力開発の歴史を踏まえた上で,日韓の核兵器・原子力の理解の差は,次の点にあったことが明らかになった.第一に,「被爆国日本」という日本人の感覚が,日本の植民地時代を経験した韓国の国民には,受け入れられるものではなかったこと.第二に,朝鮮戦争の経験から,韓国では「北」からの侵略に対して対抗するものとして核兵器が理解されたこと,第三に,韓国の科学界が政府に強く依存したため,日本のように,科学者や技術者が核兵器に反対する活動に参加するような状況がなかったことである.
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Historia Scientiarum Vol.19-2
ページ: 132-145
ページ: 105-118
Historia Scientiarum 19-2
110007519720
科学史研究 48
ページ: 11-21
110007160601