研究課題/領域番号 |
20510064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
有元 佐賀惠 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (90212654)
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研究分担者 |
木村 幸子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教 (70225035)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ニトロソプロリン / DNA損傷 / 近紫外光 / 一酸化窒素 / アミノ酸修飾 / 光変異原性 / 光毒性 / ニトロソチロシン / DNA修飾 / 8-オキソデオキシグアノシン / デオキシイノシン / 光活性化 / デオキシオキザノシン / デオキシキサントシン |
研究概要 |
N-ニトロソアミノ酸のUVA光増感による反応機構は、まずN-ニトロソ基が光子を吸収して光開裂してNOを放出し、2次反応的にアルキルカチオンラジカルや活性酸素種が生じて、DNA切断、酸化的傷害、アルキル化傷害、ひいては突然変異を引き起こすことが明らかとなった。さらに、光増感反応により生成するDNA損傷の同定を行い、N-ニトロソアミノ酸の一つニトロソプロリンの光反応で新規のDNA付加体を同定した。また、ニトロソプロリンの光反応に伴い、アミノ酸残基のニトロ化・ニトロソ化が起きた。この光反応は太陽光でも起きた。したがって、ニトロソプロリンは太陽光照射でヒト体内でもDNA付加体形成やアミノ酸のニトロ化・ニトロソ化を起こす可能性のあることが分かった。
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