研究課題/領域番号 |
20510096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ構造科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
KIM YOONG AHM (KIM Yoong Ahm / KIM YOONGAHM) 信州大学, 工学部, 准教授 (70362100)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ナノ構造物性 / 2層カーボンナノチューブ / 電気伝導性 / 3層カーボンナノチューブ / 透明伝導性高分子膜 / DNA / チューブの分散 / 透明導電膜 / 金属チューブ濃縮 / ドーピング |
研究概要 |
高純度の2層カーボンナノチューブ(Double Wall Carbon Nanotube,DWNT)を用い、高電気及び高光学的透過率であるDWNT透明導電膜の合成である。その成果を以下のようにまとめた。(1)DNA、NMPなど様々な界面活性剤を添加し超音波処理と超遠心処理で得られた孤立DWNT分散液が得られた。そしてPL及びUV吸収分析を通してDWNTの分散状態が孤立したことを確認した。(2)外部チューブに選択的な修飾とin-situ polymerization方法で得られたDWNT/高分子透明膜は強くて、高い伝導特性と共に透明であることを証明した。(3)CNTの表面欠陥によるDNA水溶液の分散状態を確認した。(4)DWNT分散液をポリウレタンに添加し、透明で高伝道・高熱伝導・高強度を示すポリウレタン膜に成功した。(5)製膜DWNT透明膜は500回で透明度は85%以上で、180Ω/sq以上の電気伝導性を示すことを確認した。これは、innerとouterチューブには、金属チューブが約55%程度存在することをFast Fourier Transform image processingを通して確認した。性能的には、充分にタッチパネルに応用できる数値であってITO代替物としてOLED及びLCDへの応用も視野に入っている。
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