研究概要 |
はじめに,多期間制約問題を対象としたバランシング・アプローチによる体系化を行なった.さらに,多期間制約モデルの解析を行い,期間リスク・ノンリセットモデルに対して,(1)基準時間と基準工程によって加工スピードを切換える政策を考え,(2)加工時間が指数分布と任意の分布に従う場合に,それぞれの政策の下での期待コストの導出,(3)そして数値実験により最適な基準工程と基準時間の導出・考察を行った.期間リスク・リセットモデルに対して,(4)期待コストの導出を行い,さらに各工程への作業者の配置問題について,(5)作業者が2種類の場合の最適配置の導出を行った.そして,(6)コストと作業者の加工時間分布の関係によって最適配置を導出可能な定理を提案した.それに,(7)3種類の作業者が存在する場合にも数値実験により最適配置法則を提案した.
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