フィリピン南部の武力紛争:紛争当事者の動向分析を中心に

• 研究課題/領域番号: 20510231
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 地域研究
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 石井 正子 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 特任准教授 (40353453)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: フィリピン / 紛争 / 地域研究 / イスラム / 粉争

研究概要

本研究では、フィリピン南部の紛争アクターのうち、1)モロイスラム解放戦線(MILF)、2)モロ民族解放戦線(MNLF)EC15派、3)MNLFミスワリ派の3つに注目し、主に関係者へのインタビュー調査を通じて、その動向を分析した。MNLFと政府との和平合意の行方が混迷するなか、MILFは支持者を増やし、MNLFは分裂弱体化している実態が理解できた。一方、MILFも政府との和平交渉が進まないなか、支持者の裾野は広げつつも、内部に意見相違があることが分かった。これらの研究調査により、紛争が長期化する原因について理解を深めた。

研究成果

• [雑誌論文] ナクトウェイのフィリピン報告:戦乱のミンダナオ (2009)
  • 著者名/発表者名: ジェームス・ナクトウェイ・石井正子
  • 雑誌名: Days Japan 6(10) ページ: 24-29
• [雑誌論文] フィリピン南部の紛争:日本とのつながりの視点から (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: インパクション 167 ページ: 5-10
  • NAID: 40016886262
• [雑誌論文] 近くて遠い紛争:フィリピン南部の紛争と日本 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: 国際人権ひろば (86) ページ: 4-5
• [雑誌論文] ナクトウェイのフィリピン報告 : 戦乱のミンダナオ島 (2009)
  • 著者名/発表者名: ジェイムズ・ナクトウェイ, 石井正子
  • 雑誌名: Days Japan 10月号 ページ: 25-29
• [雑誌論文] 近くて遠い紛争 : フィリピン南部の紛争と日本 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: 国際人権ひろば 86 ページ: 4-5
• [雑誌論文] 終わらない低強度紛争 : フィリピン南部 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: 報告書 : 東南アジアの紛争と平和 ページ: 23-26
• [雑誌論文] フィリピン南部の紛争 : 日本とのつながりの視点から (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: インパクシヨン 167号 ページ: 5-10
  • NAID: 40016886262
• [雑誌論文] フィリピン南部の紛争と人権侵害 : 保障されない個人の安全 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: GLOCOLブックレット01『紛争後の国と社会における人間の安全保障』 1 ページ: 13-27
  • NAID: 120005463244
• [雑誌論文] Introductionand Editing. Longing for Peace : A Documentation Research on the Mindanao and Sulu Conflict Areas. (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: Unpublished Report.
• [雑誌論文] 「フィリピン南部の紛争と人権侵害:保障されない個人の安全」栗本英世(編)GLOCOLブックレット01 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: 紛争後の国と社会における人間の安全保障 ページ: 13-27
• [雑誌論文] フィリピン南部の紛争:暗礁に乗り上げた和平交渉 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: ASIAN Info 2(4) ページ: 2-5
• [雑誌論文] Introduction and Editing. Longing for Peace : A Documentation Research on the Mindanao and Sulu Conflict Areas. (2008)
  • 著者名/発表者名: Masako Ishii, et al.
  • 雑誌名: The Philippines-Japan Research Initiatives. Longing for Peace : A Documentation Research on the Mindanao and Sulu Conflict Areas. Unpublished Report. ページ: 1-83
• [雑誌論文] フィリピン南部の紛争 : 暗礁に乗り上げた和平交渉 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 雑誌名: Asian Info 2巻4号 ページ: 2-5
• [学会発表] フィリピン南部の視点から:和平合意後のモロ民族解放戦線の動向:国政参加後の変化を中心に (2010)
  • 著者名/発表者名: 日石井正子
  • 学会等名: 2010年度アジア政経学会西日本大会「国境に生きる人々からみる東南アジアの政治変動」
  • 発表場所: 京都大学(招待発表)
  • 年月日: 2010-06-12
• [学会発表] 「討論」開催校特別企画フォーラムForum on Moro Women Leaders : Peace Initiatives of Women UnderArmed Conflicts (2008)
  • 著者名/発表者名: 日石井正子
  • 学会等名: (「モロ女性リーダーによるフォーラム:紛争下における女性の平和への取り組み」)日本平和学会2008年度秋季研究集会
  • 発表場所: 名古屋学院大学
  • 年月日: 2008-11-23
• [学会発表] 終わらない低強度紛争 : フィリピン南部 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井正子
  • 学会等名: 早稲田大学アジア研究機構第4回国際シンポジウム「東南アジアの紛争と平和」
  • 発表場所: 早稲田大学大隈記念講堂
  • 年月日: 2008-10-10
• [備考] フィリピン南部のイスラム教徒の人びとと社会、南部の紛争を紹介するブログKulintang
  • URL: http://kulintangmusic.blog135.fc2.com/
• [備考]
  • URL: http://kulintangmusic.blog135.fc2.com/