研究課題/領域番号 |
20520008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
加茂 英臣 千葉大学, 教育学部, 教授 (20114267)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | フロネーシス / ミメーシス / プレオネクシア / ヘクシス / デュナミス / フロネーシス(賢慮) / プレオネクシア(貪欲) / オイコノミア(家政術) / カペーリケー(商売の術) / クレーマティスティケー(財産獲得術) / 自己増殖欲望 / 自己耽溺的欲望 / 他者危害的欲望(不正義) / 自然の正義 / ゼウスの正義 / メテクシス / トゥキュディデス / ヘロドトス / プラトン / ペリクレス / 習熟 / エートス / アリストテレス / 性向 / 欲望 |
研究概要 |
古代ギリシア哲学の中心概念のひとつ、行為を導く知〈フロネーシス:思慮・賢慮〉がどういうものであるかを、プラトンとアリストテレスとの対比を通じて浮き彫りにすることができた。その一番重要な局面を挙げれば、まずはそれが〈正義〉の実現を目指す知であるということにある。そしてその目指す〈正義〉とはそれ自体として意味のある価値であり、他のなにかほかのものに役立つから意味があるものなのではない。〈フロネーシス〉は自体的価値を目指し、功利主義的行動原理(プルーデンス)とは背反するものである
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