研究課題/領域番号 |
20520165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中根 隆行 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (80403799)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 朝鮮戦争 / 社会表象 / 戦争文学 / 1950年代 / 戦後文学 |
研究概要 |
本研究は、1950年に勃発した朝鮮戦争にかんして、どのような文学的表現が行われたのかを検証した研究である。朝鮮戦争は日本の戦後復興をもたらした戦争であると同時に、東アジアの冷戦体制を決定づけた戦争である。しかし、朝鮮戦争にかかわる文学的表現は、より複雑な様相を呈して描かれていた。たとえば、朝鮮戦争をテーマにしながら、それを同時代の日本社会への批判や知識人の苦悩として描いた堀田善衛『広場の孤独』の事例があった。また、広島や福岡、愛媛の地方紙誌においては、この時期に朝鮮戦争をテーマにした詩歌が多く発表され、それらがアメリカによる日本の軍事基地化への批判等とともに、旧植民地での経験や引揚げ体験をめぐる記憶と結びつくという特徴が見られたのである。
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