研究課題/領域番号 |
20520166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
新城 郁夫 琉球大学, 法文学部, 教授 (10284944)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 戦後 / 沖縄文学 / ジェンダー / 男性性 / ポストコロニアリズム / 軍事 / 占領 / ホモソーシャリティ / ゲイスタディ / ポストコロニアル / 植民地 / 軍事同盟 / ホモエロティシズム / ゲイ・スタディ / 反国家論 / 戦後思想 / セクシュアリティ / ミシェル・フーコー / 戦後沖縄文学 / セクシュアリティー / ネグリ / 〈帝国〉 / 政治思想 |
研究概要 |
本件急の成果は、なによりもまず、2010年12月に刊行した『沖縄を聞く』(みすず書房)に収められた諸論考において明らかにされている。特に、本研究において展開された、戦後沖縄文学に見出せる、男性性の脆弱性、そして「沖縄の男」をめぐるホモソーシャルな欲望とホモセクシュアリティの否認といった観点は、戦後沖縄文学研究の新しい地平を開いた。戦後沖縄文学に見出せるホモソーシャルな欲望という視点から、沖縄という媒介を棄却しつつ成立する日米軍事同盟という「絆」の政治的力学を明らかにし、戦後沖縄文学におけるジェンダー表象分析と独自性と可能性を明証した点に、本研究の最も重要に成果がある。
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