研究課題/領域番号 |
20520170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
西本 寮子 県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (70198521)
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研究分担者 |
赤迫 照子 広島大学, 大学院・文学研究科, 研究員 (70452612)
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連携研究者 |
小川 陽子 松江工業高等専門学校, 助教 (50512266)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | とりかへばや / 中世王朝物語 / 物語享受史 / 国文学 / 物語享受 / 山岡浚明 |
研究概要 |
『とりかへばや』伝本はすべて写本で伝わる。100を超える伝本のうちこれまで未調査であったもの、新出伝本についての調査を中心に実施し、近世初期の一本ないしは数本から派生したとされる従来の伝本の伝存状況についての考え方を改めて確認、補強した。現在書写年時が判明している最も古い伝本の一つは寛延四(1751)年書写本であるが、書写時期が山岡浚明の活躍時期とほぼ重なることから、この時期に公家の故実家の手から和学者の手に渡り、師弟関係を軸に転写が繰り返されて広まっていったと考えられること、また、書込や施注に関わった人々が浚明の物語研究の達成に大きな影響を受けたとみられることを確認した。
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