研究課題
基盤研究(C)
衰退期にある大英帝国の不安が同時代の小説にどのように反映されているかを分析・考察した。成果の概要としては、国家としての不安が登場人物のアイデンティティクライシスに投影されている事例を具体的に示せた点があげられる。時代が要求する男性性を体現した人物を目指す自己と、男性性とは相いれない要素を多分に持つ内面的自己との葛藤に自己確立を阻まれた結果、自己破滅に陥る登場人物がコンラッド、キプリングの小説に繰り返し描かれるのはその一例とみなせる。
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一橋大学『人文・自然研究』 No.5
ページ: 310-329
110008427345
一橋大学『人文・自然研究』
巻: No.5 ページ: 310-329
東京理科大学紀要教養篇 No.42
ページ: 173-192
40017121308
東京理科大学紀要 教養篇 第42号
一橋大学『人文・自然研究』 No.3
ページ: 308-324
東京理科大学科学教養誌『科学フォーラム』 300号
ページ: 28-33
『人文・自然研究』-橋大学研究論文集 第3号