研究課題/領域番号 |
20520254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小林 富久子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (00063751)
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研究分担者 |
河原崎 やす子 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (80341808)
平石 妙子 共立女子大学, 国際学部, 教授 (80060705)
田村 亮 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (20507983)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アジア系アメリカ文学 / 基地 / 戦争 / 記憶 / 語り / 韓国系アメリカ文学 / フィリピン系アメリカ文学 / ベトナム系アメリカ文学 |
研究概要 |
20世紀後半のアジア各国に次々と建てられた米軍基地に関して日系、韓国系、フィリピン系等のアジア系アメリカ作家たちがいかなる態度を表明してきたかを個々の作品分析や作家とのインタヴューを通して明らかにする企てである。結果として以下の知見が得られた。1)基地周辺での一般的アジア人の日常的現実を生々しく辿ることで、従来の米国=正義・善意、アジア=救われるべき他者といった図式の欺瞞性を示している点、2)基地という環境から新種のハイブリッドな主体意識の生じうる可能性を示唆している点、3)基地売春、戦争花嫁、混血児等の主題を探るにも、ポストコロニアリズムやジェンダーの視点を不可欠として示している点。
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