研究課題/領域番号 |
20520288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
グレチュコ ヴァレリー (GRECKO Valerij / GRECKO ValerIj) 神戸大学, 国際文化学部, 講師 (50437456)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ロシア文学 / 記号論 / アヴァンギャルド芸術 / フォルマリズム / アヴァンギャルド / 国際情報交換 / ドイツ:セルビア:ロシア / コミュニケーション理論 / ドイツ:エストニア:ロシア / ロートマン / ハルムス / ドイツ |
研究概要 |
アヴァンギャルド作家たちの最も本質的な特徴は、言語観を革新した点にある。彼らは言語を不変のコードとみなすのではなく、変化させることが可能な創造的表現手段とみなしたのである。そのため、標準的な言語使用からの逸脱が彼らにとって最も重要な芸術手法のひとつとなった。ロシア・アヴァンギャルドの作家たち(たとえばヴェリミル・フレブニコフ、ダニイル・ハルムス、アレクサンドル・ヴヴェデンスキー)の詩的言語の特徴を具体的に分析すると、彼らがそれぞれ異なる言語構造の一側面(音声、形態、統語など)と重点的に取り組んでおり、そこから独自の文体を生み出していることがわかる。ここから言語学的な視点から見たアヴァンギャルドの類型を導き出すことが可能になる。さらに、それぞれの作家の作品に見られる言語的逸脱の特徴は、彼らの作品の美的・理念的側面に大きな影響を与えていると言える。
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