研究課題/領域番号 |
20520314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 研一 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (80170744)
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研究分担者 |
藤田 緑 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授研究者 (10219024)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ベニョフスキー / コッツェブー / カムチャッカ半島 / マダガスカル島 / トルコものオペラ / ドゥルーリ / カムチャッカ / マダガスカル / ケンペル / ロシア南下 / 「トルコものオペラ」 / 世界周航 / エチオピア / 非ヨーロッパ / 自由独立 / 世界周航記 / シベリア / 文明批判 |
研究概要 |
コッツェブー作『ベニョフスキー伯』(1795)は、「トルコものオペラ」の変種である。当劇が、20世紀までドイツのオペラや小説に継承された点に、ベニョフスキー著『世界旅行記』(1791)の影響がみてとれる。英国では、マダガスカル島旅行記ブーム等がベニョフスキー受容の素地を作った。また、ドゥルーリ著『マダガスカル島』(1729)と比較する限り、ベニョフスキーの記述も信憑性がある。彼が身を以ってロシアの国家的膨張を体験した点を考えれば、ロシア南下の「警告」も単なる虚言に留まるまい。
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