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日本語の対話イントネーションの特徴と,その理論的予測の妥当性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520354
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 言語学
研究機関大阪大学

研究代表者

郡 史郎  大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 教授 (40144539)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードイントネーション
研究概要

読み上げ文の音響分析結果から導き出された理論的な日本語イントネーション決定規則,特に「意味的限定を受けるとアクセントが弱化する規則」と「フォーカス後文節のアクセント弱化規則」が,現実の東京方言の会話イントネーションにあてはまるかどうかを検討したところ,概ねあてはまることが確認できた。また,合成音声を用いた聴取実験を行い,限られた環境においてであるが,意味的限定の有無に対応するアクセント弱化・非弱化の知覚的判断境界を知ることができた。合成音声による聴取実験からはさらに,(1)自然と感じられるフォーカス文節の高さは,情報フォーカス(意味論的フォーカス)より対比フォーカスの方が少し高いこと,(2)2文節全体に広いフォーカスがある場合には第2文節のアクセントを弱化させるのが基本であること,(3)アクセント弱化の程度がパラ言語的意味を表すことも明らかになった。このほか,アクセントの実現度の細かい調整がナレーションの「じょうずさ」とも関係していることがわかった。

報告書

(4件)
  • 2010 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (22件)

すべて 2011 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (13件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 東京方言における広いフォーカスの音声的特徴-連続する2語にフォーカスがある場合-2011

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      『音声言語の研究5』(大阪大学大学院言語文化研究科) (予定)

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 東京下町方言の会話資料における文末詞・間投助詞ネの音調2009

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      『音声言語の研究4』(大阪大学大学院言語文化研究科)

      ページ: 7-16

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 東京下町方言の会話資料における文末詞・間投助詞ネの音調2009

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      音声言語の研究 4

      ページ: 7-16

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [雑誌論文] 東京方言における平叙文末の下降増大現象-平叙文末は平調か下降調か-2008

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      『音声言語VI』(近畿音声言語研究会

      ページ: 81-104

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 東京方言におけるアクセントの実現度と意味的限定」2008

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      音声研究 12(1)

      ページ: 34-53

    • NAID

      110008763254

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 話し言葉の文法と韻律2008

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      日本語学 28-5

      ページ: 142-152

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書 2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 東京方言におけるアクセントの実現度と意味的限定2008

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      音声研究 12-1

      ページ: 34-53

    • NAID

      110008763254

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 東京方言における平叙文末の下降増大現象-平叙文末は平調か下降調か-2008

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 雑誌名

      音声言語 VI

      ページ: 81-104

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 呼気流とイントネーション-準備調査の報告2011

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会月例研究会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2011-01-08
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 呼気流とイントネーション-準備調査の報告-2011

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      関西学院大学梅田キャンパス
    • 年月日
      2011-01-08
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] ナレーションのじょうずさに関する考察2010

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      音声文法研究会
    • 発表場所
      音声言語研究所
    • 年月日
      2010-12-18
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書 2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 大阪方言の低起式アクセントの特徴2010

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      西宮市大学交流センター
    • 年月日
      2010-11-06
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] イントネーションの構成要素としての音調句:その形態,形成要因と機能2010

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      日本語学会(シンポジウム「イントネーション研究の現在」)
    • 発表場所
      愛知大学
    • 年月日
      2010-10-23
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] イントネーションの構成要素としての音調句:その形態, 形成要因と機能2010

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      日本語学会
    • 発表場所
      愛知大学
    • 年月日
      2010-10-23
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] アクセントの実現度についてのいくつかの聴取実験2010

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      西宮市大学交流センター
    • 年月日
      2010-07-03
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書 2010 研究成果報告書
  • [学会発表] じょうずなナレーションとそうでないナレーション2009

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      西宮市大学交流センター
    • 年月日
      2009-12-05
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書 2009 実績報告書
  • [学会発表] 宮崎市方言における音調句の音形についての中間的考察-都城市,熊本市,佐世保市等との部分的比較も含めて2009

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      西宮市大学交流センター
    • 年月日
      2009-11-07
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 日本語のイントネーション-特に地域的多様性に注目して2009

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      日本音韻論学会(音韻論フォーラム2009)
    • 発表場所
      神戸大学
    • 年月日
      2009-08-25
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] イントネーションの研究史概観「日本語イントネーションの地域差について」2009

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      西宮市大学交流センター
    • 年月日
      2009-05-02
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] イントネーションの研究史概観・日本語イントネーションの地域差について2009

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      西宮市大学交流センター
    • 年月日
      2009-05-02
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 東京方言の平叙文末の特徴2008

    • 著者名/発表者名
      郡史郎
    • 学会等名
      近畿音声言語研究会
    • 発表場所
      西宮市大学交流センター
    • 年月日
      2008-10-04
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書 2008 実績報告書
  • [図書] 音声学基本事典(「イントネーション総論」「プロソディー」「強調」城生佰太郎・福盛貴弘・斎藤純男(編))2011

    • 著者名/発表者名
      史郎
    • 出版者
      勉誠出版(予定)
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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