研究課題/領域番号 |
20520427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
沼本 克明 安田女子大学, 文学部, 教授 (40033500)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本語史 / 梵字音 / 悉曇学 / 密教 / 陀羅尼 / 平安密教 / 天台宗 / 真言宗 / 密教経典 / 清濁 / 有気無気 / 母音の長短 |
研究概要 |
3年間を通じての研究により、平安中期まで陀羅尼が梵字音の原姿を留めて日本で学習されていたことが確認されることになった。平安中期から梵語音が和化を進めていくが、梵語音と日本語音の馴化の手段として日本側の僧侶によって梵語に有る有気音の記述に双点が発明されたり、濁音記述のために濁音字母や濁点が発明され、更に拗音の表記法や撥音韻尾の書きわけの工夫によりそれらの音がやがて日本語音韻として定着した背景に、梵字の音読が密接に関与していたという見通しを確認することが可能になった。
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