配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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研究概要 |
日本語学習者の総合的な日本語能力および共起表現のテストを作成し,これを中国の西安外国語大学で日本語を専攻とする学生(3年生と4年生)に対して実施した。このデータを構造方程式モデリング(Structural Equation Modeling : SEM)の手法によって分析した。その結果,慣用句には語彙知識の影響が認められた。それに対してオノマトペは語彙とは直接の影響は見られず,慣用句の影響が見られた。つまり,語彙→慣用句→オノマトペという順序での影響関係が見出された。この成果は,研究代表者が主催となってワークショップを実施し,構造方程式モデリング(SEM)の手法・知見を日本語教育関係者および日本語学習者と共有した。また,一連の研究成果を,日本語教育学会,第二言語習得研究会,日本言語科学会等で発表した。また,日本語学習者による共起表現の習得状況を明らかにするための基準として実施した日本語母語話者における共起表現の使用状況についての調査結果は,論文にまとめ日本言語学会の査読付き学術誌である『言語研究』に採択された。
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