研究課題/領域番号 |
20520632
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
下田 淳 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (20244402)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 民衆文化 / 宗教 / 国家 / 教会 / 文書館 / 文章化 / ドイツ農村 / 宗教文化 / 文書館調査 / フィールドワーク / 文章化作業 / 資料収集と保存 / 資料の整理と読解 |
研究概要 |
本研究は、18世紀ドイツの農村地域を対象に、国家による啓蒙主義的政策に対して、農村住民がいかに対応したかを調査することにあった。19世紀前半期の封建制廃止の時期まで、農村住民は独自の伝統文化を保持し、生活していた。啓蒙主義的国家政策は、農村住民の文化、とりわけ彼らの信仰やその表出形態としての巡礼や祭り、風習を「迷信」とみなし、それを矯正することを試みた。国家はキリスト教会と手をたずさえて、民衆文化の破壊を強行しようとした。しかし、農村住民の伝統的宗教文化が、国家や教会の法令等によって、すぐさま矯正されたわけではなかった。本研究は、こういった農村住民の「上から」の圧力に対しての抵抗、恭順などさまざまな反応を探った。
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