研究概要 |
本研究では以下の3つの成果を得た。1)歴史過程において、政党は市民社会組織と結びついて社会の分節化と統合を進めた。2)体制移行期以降、EU加盟を期に、専門家NPOが政治的意思決定過程への参画を強化した。3)旧来型の市民社会組織から安定的な基盤を得る政党は、小規模でさらに弱体化傾向にあることから、政党を通じた市民社会組織の政治参加は弱まる傾向にある。これらの成果はそれぞれ「議会制民主主義への突破と固定化-経路、課題、結果(1),(2),(3),(4・完)」、「EUのジェンダー平等政策と国内ジェンダー・パラダイム」、「政党戦略と政党間競合-東中欧政党システムにおける二極競合化-」によって発表した。
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