研究課題/領域番号 |
20530155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
春山 鉄源 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (70379501)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 国際貿易 / 異質企業 / 経済成長 / 技術進歩 / 貿易自由化 |
研究概要 |
(1)異質企業が存在する「財の質向上」に基づく国際貿易・経済成長の理論モデルを構築した。(2)既存研究では、企業の生産性の事前的分布を外生的に扱っているが、それを内生化する方法を示した。(3)貿易自由化により輸出産業は拡大し、非輸出産業は縮小する。既存研究でも示されているが、「財の質向上」の動学モデルで示せたのは重要な結果である。(4)貿易自由化により、技術進歩率と消費の成長率は上昇することを示した。(5)規模が大きな経済や消費者の割引率が低い場合、貿易自由化は社会的厚生を上昇させることを示した。(6)R&D補助金は必ずしも輸出産業を拡大するとは限らない。また、同じ政策は必ずしも技術進歩を促進しないことを示した。(7)上記の基本的な結果は労働人口が成長する「規模の効果」がないモデルでも成立することを示した。(8)本研究プロジェクトをとおして、当初設定していなかった新たな研究につながった。
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