研究課題
基盤研究(C)
本研究では中小企業金融の貸出技術の中でも特にリレーションシップ貸出に着目し、その限界と課題を歴史的および実証的に考察した。ソフト情報の吸収蓄積は、従来から行われていたが、貸出審査における、その位置づけは変化してきた。わが国では、欧米に比し、超長期のリレーションシップが構築されるが、これは根抵当権設定による伝統的な貸出による影響によるものと考えられ、特に地方では顕著な傾向である。リレーションシップは成長性の高い中小企業ほど変更しており、またリレーションシップの数も経済的要因により増減する。一方、リレーションシップを一度変更した中小企業は再度変更する傾向があるなど、リレーションシップ貸出には限界もあり、地域金融機関は貸出に関して、その地域に応じた独自のビジネスモデルの構築が期待される。
すべて 2011 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (8件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Review of Economics and Information Studies Vol.12,No.1,2(近刊予定)
110008904338
Review of Economics and Information Studies Vol.11,No.3,4
ページ: 73-86
110008151248
Review of Economics and Information Studies
巻: Vol.11, No.3,4 ページ: 73-86
巻: Vol.12, No.1,2(近刊予定)
Review of Economics and Information Studies Vol.11,No.1,2
ページ: 35-46
110007671192
巻: Vol.11, No.1,2 ページ: 35-46
経済研究 55巻
ページ: 37-50
120002385642
経済研究 55