研究課題/領域番号 |
20530425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
友杉 芳正 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60085074)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 経済性 / 効率性 / 効果性 / 合法性 / 合理性 / 合目的性 / 3合理論 / 3性理論 |
研究概要 |
内部監査の一般理論の構築化のため、仮説の合法性・合理性・合目的性の「3合理論」と、経済性・効率性・効果性の「3性理論」の適用可能性を目指し、理論的妥当性を有するとの観点から、会社の内部監査部長、監査役、日本内部監査協会の関係者にヒアリングを行い、その分析知見をもとに、内部監査モデルの完成化を図ることを行ってきた。 経営活動・経営事象が合法的であるが合理的でない場合、逆に合理的であるが合法的でない場合、それには合目的的であるか否かを加えて検討する必要がある。また、経済的であるが、効率的ではない場合、逆に効率的であるが経済的でない場合、それには効果的であるかを加えて検討する必要がある。それらの組み合わせが多くあるが、理論的妥当性と実務受容性から、有効な組み合わせを模索してきたが、会社規模の大小によって差異がみられ、まだ明確な結論には至っていない。 内部監査に会計監査、業務監査、経営監査があるとする3形態をとるか、会計監査と業務監査の2形態に立つか、それとも会計監査は会計業務監査として業務監査に一元化できる1形態の立場を取るかがあるが、2形態説が理解されやすい。業種を考慮しても同じなのか否か、今後は、内部監査部長にヒアリングを行い、現状把握、問題点、解決可能点を探る必要がある。 日本内部監査協会(社団法人)の「内部監査研究部会」(平成18年4月から開始)での活発な議論を受け、会社内での内部監査の位置づけ・有効関係を明らかにする示唆を受けているので、それをもとに内部統制監査との関係把握に努めている。
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