研究課題
基盤研究(C)
現代日本社会で生じている不安定就労者の増加は、寄せ場的労働市場が拡散することによって、単に経済的格差だけでなく、文化的セグリゲーションをもたらしている。ポストフォーディズム期の現代資本主義下で、労働市場のフレキシブル化が資本の要請となっているのは、消費主義のフレキシブルな需要に対応するのとパラレルに進行している。労働力と消費力の再編とを社会的排除という視角で捉えていくことが、現代日本社会が直面している労働問題を明らかにすることに繋がっていく。
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