研究課題/領域番号 |
20530513
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
鈴木 眞理子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (90279638)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ソーシャルワーカー / ライフコース / ジレンマ / ストレス / キャリアデザイン / ヒューマンサービス / キャリア発展 / 専門職の倫理綱領 / 価値観 / 自己実現 |
研究概要 |
ソーシャルワーカーは対人サービスの専門職としてライフコースの過程で、ジレンマやストレスにさらされる機会は多い。新人、中堅、ベテランの経験段階において、またヒラ、主任、管理職などの職階において、固有のジレンマやストレスが存在する。本調査はそれらのジレンマやストレスの傾向や内容、個人による対処法から専門職者としての解決法について、個人のライフヒストリーと経験世代別のアンケート調査の両面から明らかにしたものである。 ソーシャルワーカー個人がバーンナウトを防ぐためにできる自己管理やストレス解決法を示し、職能団体や都道府県、施設協議会などによるキャリア支援への道筋を示した。具体的には若者や学生がソーシャルワーカーという職業選択段階での適切なキャリアデザイン、またライフコースにおけるキャリア発展過程での適切なエンパワーメントやスーパーヴィジョン、研修システムにおけるジレンマやストレス解決へのキャリア支援の充実である。 ジレンマやストレスの要因となる施設内での経営・人事管理の問題点、また介護保険制度、自立支援法など法制度の改善も必要であるが、本調査では守備範囲としていない。本調査はソーシャルワーカー個人と職能団体に注目して、個人のライフヒストリーの中から導ける生きる姿勢として説得力ある解決法を若手の後続、またソーシャルワーカーを目指す学生にも役立つキャリア指針として示している。
|