対人コミュニケーションの状況的・関係的モデルの比較文化的研究-自己認識を中心に

• 研究課題/領域番号: 20530567
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会心理学
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 高井 次郎 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00254269)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 社会心理学 / コミュニケーション / 比較文化 / 対人コミュニケーション / 間接性・直接性 / 文化比較 / 対人葛藤 / 対人コンピテンス / 自己認識 / 文化的自己観

研究概要

本研究は対人コミュニケーション・スタイルの「比較文化研究において、個人主義・集団主義などの文化理論によって予想された結果が得られないことに着眼した。その原因は、文化と行動の間には様々な重要な介入変数が存在し、本研究では相互作用状況と相互作用相手との関係性の諸条件と、こうした条件における自己をどのようにコミュニケーターは認識するのかを取り上げた。状況要因として、競争性・協調性、関係性要因として親密性と地位格差に着目し、さらに自己認識として文化的自己観および自意識の効果を、比較文化的に検討した。比較対象を日本、中国、アメリカ、カナダの4か国とし、一連の研究を行った。

研究成果

• [学会発表] Comparing global versus relational self measures across Japanese, Chinese, American, and Canadian Samples (2010)
  • 著者名/発表者名: Jiro Takai, Koji Fuse, Gregg Bonn, Yuko Matsumoto
  • 学会等名: Asian Association of Social Psychology
  • 発表場所: インド・ニューデリー市
  • 年月日: 2010-12-14
• [学会発表] 関係性による対人葛藤潜在化・顕在化方略の選好 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中津川智美・高井次郎
  • 学会等名: 日本社会心理学会・日本グループダイナミックス学会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2010-10-12
• [学会発表] 潜在性と顕在性の2次元による対人葛藤対処方略尺度作成の試み (2010)
  • 著者名/発表者名: 高井次郎
  • 学会等名: 日本社会心理学会
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 2010-09-17
• [学会発表] 対人葛藤潜在化の意図と方略との関連 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高井次郎
  • 学会等名: 日本グループダイナミックス学会
  • 発表場所: 東京国際大学
  • 年月日: 2010-08-29
• [学会発表] Comparing global versus relational self measures across Japanese (2009)
  • 著者名/発表者名: 高井次郎
  • 学会等名: アジア社会心理学会
  • 発表場所: Chinese, American, and Canadian samples インド・ニューデリー
  • 年月日: 2009-12-14
• [学会発表] 関係性における対人葛藤潜在化・顕在化方略の選好 (2009)
  • 著者名/発表者名: 高井次郎
  • 学会等名: 日本グループダイナミックス学会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2009-10-12