研究課題/領域番号 |
20530733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小池 源吾 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00178170)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 大学開放 / 大学拡張 / 大学の社会貢献 / ドイツ歴史学派 / 福音主義運動 / 新学派経済学 / 古典派経済学 / レッセ・フェール批判 / 共同する社会 / 民衆の教育 / 大学拡張運動 / W.ペパー / E.J.ジェームズ / R.T.イリー / C.R.バンハイス / ウイスコンシン大学 |
研究概要 |
アメリカにおける初期大学拡張運動では、アダムズ、ジェームズ、イリー人の3人物が重要な役割を果たした。いずれも、ドイツ留学を通して、学問、学者の社会的使命に目覚めた気鋭の社会学者たちであった。同時に、社会福音主義者であったという事実も看過できない。 彼らは、古典派経済学を槍玉に挙げ、自由放任思想にかわる新しい社会、「協同する社会」の創造をめざした。そこでは、国家による規制もさることながら、民衆が適正に主体性を発揮することが不可欠とみなされた。とすれば、民衆の知性を涵養することが急務となる。そのための有効な方途を、彼らは、イギリスの先例に見出した。つまり、初期大学拡張運動とは、「協同する社会」の構築をめざし、民衆に高等教育を提供するための方策にほかならなかった。
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