研究課題/領域番号 |
20530746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
阿久澤 麻理子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (20305692)
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研究分担者 |
山崎 公士 神奈川大学, 法学部, 教授 (80145036)
窪 誠 大阪産業大学, 経済学部, 教授 (10319577)
元 百合子 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 准教授 (40411756)
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連携研究者 |
李 嘉永 (社)部落解放, 人権研究所企画研究部
山下 梓 岩手大学, 男女共同参画室
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 生涯学習 / 人権教育 / 高等教育機関における人権教育・研究 |
研究概要 |
世界には、人権について専門的に教育・研究指導を行い、人権を冠した学位を授与する大学院プログラムが、インターナショナルプログラム(英語による教育・研究指導を行う)に限っても100以上存在する。そのうち、16がアジア太平洋地域の大学等によって提供されている。 アジア太平洋地域では、とりわけ民主化の進展と共に、人権の専門家養成のニーズが高まり、こうしたプログラムが人材育成に大きな役割を果たしている。その一方で、アジアの視点を打ち出したユニークなプログラムもある。例えば、文化人類学の視点を中心とするプログラムはその一例である。カースト制度やダリットに対する差別の問題は、文化に深く根ざすので、欧米的な法学中心の人権プログラムでは限界がある。また、被差別や排除の対象とされてきたマイノリティのエンパワメントのためのプログラムも存在する。 英語を介したインターナショナル・プログラムは、多様な(国籍、民族的背景、宗教、文化、職業など)学習者の対話を促進し、域内の人権に対する共通理解や、共通の人権基準の必要性に対する認識を高める一方で、草の根の人権活動家の参加にとっては障がいとなっている。また、英語による研究成果の草の根への還元も大きな課題である。
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