研究課題
基盤研究(C)
バカロレアは中等教育の修了認定と大学入学の資格試験を兼ね、4時間の大論述問題で合否が判定される。高校では弁証法で書き・語る訓練を通してフランスの思考とその表現法を学び、哲学や文学の古典の引用を通して共通財産としての教養を習得する。論述では自ら論点を作り出す批判力と統合力が養われ、入試を通して伝統の継承と市民性の育成という2つの異なる目的が達成されている。主に初等教育で規範的に行われる「社会化」は、フランスでは後期中等教育で書き方の様式習得を通して理知的に行われるのである。
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American Journal of Sociology.
指導と評価 55巻
ページ: 46-49
現代教育社会学(岩井八郎・近藤博之編)
ページ: 135-151
国語科教育学はどうあるべきか(望月善次編)
ページ: 107-109
指導と評価 55巻(6月号)