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実践知の創造を支援する活動システム理論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20530789
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関安田女子短期大学

研究代表者

廿日出 里美  安田女子短期大学, 保育科, 教授 (40248323)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード実践知 / 発達 / 乳幼児 / 保育 / 社会文化的アプローチ / フィールドワーク / ワークショップ / 文化間移動 / 活動理論 / アクション・リサーチ / 保育者養成 / 現場 / 芸術における学習 / 演劇ワークショップ / 多職種専門チーム / 民族誌 / 演劇
研究概要

保育サービスの多様化が進み,保育実践にかかわる組織やそこで働く人々が相互に知を創造していく資質や能力を理解し,それを支援することが求められている。この研究の目的は,そうした実践知の刷新が何によって引き起こされるかについて,子どもが対象となるサービスの職業人に求められる知の再構成を保育者養成という現場の日常から見直すことである。具体的な手続きとして,まず,制度に媒介された保育者養成,および,学校教育と職場活動における保育者養成の内的矛盾について検討する。それらを踏まえたうえで,保育と演劇という異職種間の提携によって編み直された学習活動の軌跡を振り返りながら,実践知の創造を支援する道具となる(1)参加者のニーズに合わせて応用される知の体系,(2)相互作用の契機となる質問,(3)新たな感覚を呼び起こす状況の変化,(4)エンパワメントを支える感受性,(4)学ばれたことと未解決の課題を例証する。さらに,公共ホールの教育プログラムやアウトリーチ事業に学びつつ,これらの事業と保育者養成の授業科目のなかに芸術における学習活動を位置づける立場との違いについて,考察する。三年計画で実施された保育者養成校での演劇ワークショップは,保育の仕事で求められる実践課題の対象や動機と重ね合わされ,参加者の身体をとおしてその背後にある理論が実感されている。「学習活動の動機は,現実への理論関与である」とエンゲストローム(1987)が再認識するように,「芸術における学習」は,知の循環を引き起こす一つの契機になる。

報告書

(4件)
  • 2010 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2011 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (11件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 保育者養成という現場の日常-人々を実践に向かわせる知の再構成-2011

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 雑誌名

      教育社会学研究 第88集(印刷中)

    • NAID

      110008673097

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 保育者養成という現場の日常2011

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 雑誌名

      教育社会学研究

      巻: 第88集(印刷中)

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 保育者養成における演劇ワークショップIII2011

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      データセッション
    • 発表場所
      於安田女子短期大学
    • 年月日
      2011-03-25
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 保育者養成における演劇ワークショップII2011

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      データセッション
    • 発表場所
      於安田女子短期大学
    • 年月日
      2011-03-14
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] リラックスとコミュニケーションIV(講師:きだつよし)2010

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      ワークショップ
    • 年月日
      2010-11-12
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] リラックスとコミュニケーションIII(講師:きだつよし)2010

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      ワークショップ
    • 年月日
      2010-09-15
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 保育者養成における演劇ワークショップI2010

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      データセッション
    • 発表場所
      於デスカット新宿西口店
    • 年月日
      2010-03-15
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] リラックスとコミュニケーションII(講師:きだつよし)2009

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      ワークショップ
    • 発表場所
      於安田女子短期大学
    • 年月日
      2009-10-23
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] リラックスとコミュニケーションI(講師:きだつよし)2009

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      ワークショップ
    • 発表場所
      安田女子短期大学
    • 年月日
      2009-07-04
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 文化間移動した乳幼児の発達から考える2009

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      日本発達心理学会大会委員会公募シンポジウム文化間移動から発達を問いなおす-乳幼児期か老年期まで-
    • 発表場所
      日本女子大学(話題提供)
    • 年月日
      2009-03-25
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 文化間移動した乳幼児の発達から考える2009

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      日本発達心理学会大会委員会公募シンポジウム「文化間移動から発達を問い直す-乳幼児期から老年期まで-」話題提供
    • 発表場所
      日本女子大学
    • 年月日
      2009-03-25
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 集団のなかで構築される動的で多様なアイデンティティ2008

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美,乳幼児期
    • 学会等名
      日本教育心理学会自主シンポジウム文化間移動とアイデンティティ形成-生涯発達的視点から-
    • 発表場所
      東京学芸大学(話題提供)
    • 年月日
      2008-10-13
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 乳幼児期 : 集団のなかで構築される動的で多様なアイデンティティ2008

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美
    • 学会等名
      日本教育心理学会自主シンポジウム「文化間移動とアイデンティティ形成-生涯発達的視点から-」話題提供
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2008-10-13
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [図書] 小島勝編異文化間教育学の研究(第11章生涯発達におけるアイデンティティ-関係性の視点から-)2008

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美,小澤理恵子,鈴木一代,塘利枝子
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [図書] 第11章「生涯発達におけるアイデンティティー関係性の視点から-」小島勝編著『異文化間教育学の研究』2008

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美, 小澤理恵子, 鈴木一代, 塘利枝子(分担執筆)
    • 総ページ数
      23
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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