研究課題/領域番号 |
20540023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代数学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
百瀬 文之 中央大学, 理工学部, 教授 (80182187)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 楕円暗号 / 超楕円暗号 / Weil restriction / 公開鍵暗号 / 被覆曲線による攻撃法 / 楕円曲線 / 超楕円曲線 / Wei restriction |
研究概要 |
楕円と超楕円暗号系に対して、Weil descentを利用したGHS攻撃または、被覆曲線を利用する攻撃が知られているが、その攻撃に弱い楕円曲線と超楕円曲線のクラスの発見、分類とその密度の解析、さらにその判別法の研究が重要である。昨年度までは、定義体の有限体がd次拡大体F_{q^d}の場合に対して、Weil descent攻撃に弱い種数g_0の楕円・超楕円曲線、すなわち種数がdg_0の被覆曲線Cが存在する曲線C_0の発見と分類をした。 本年度は、特に3次拡大体上定義される弱い曲線C_0の同型類の数を厳密に評価し、その定義方程式を求め、判別法を示した。具体的に、ランダムなLegendre標準形で定義される楕円曲線の約半分は攻撃されて、例えば、160ビットの鍵長で設計された楕円暗号は、107ビットの鍵長の安全性しか持たないことが分かった。従って、これらの楕円暗号はすべて攻撃されるという事実を明らかにした。 次に、g(C)=dg_0というWeil descent攻撃によっては最も都合の良い条件、すなわち被覆曲線Cのヤコビ多様体が、C_0のWeil restrictionに同種であるという条件が満たされない場合について、奇標数の場合におけるC_0の分類と定義方程式を明示し、CのF_q-モデルの存在条件を求めた。 さらに、定義体が偶標数の3次拡大体に対して、Weil descent攻撃に弱い楕円曲線の完全分類を行い、その同型類の密度を厳密に評価した。
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