研究概要 |
(1)木村氏の定義した退化ガルニエ系G(3,1,1)と,研究代表者の定義した退化ガルニエ系G(5/2,1,1)を考察し,G(3,1,1)とG(5/2,1,1)の有理解をすべて決定した. (2)木村氏の定義した退化ガルニエ系G(3,2)の代数解をすべて決定した. (3)(1),(2)の結果を用いて,退化ガルニエ系G(5/2,1,1),G(3,1,1),G(3,2)が双有理な変換で写りあわないことを示した. (4)リーマン球面上で3つの確定特異点を持つ3階のフックス型方程式を考察し,このシュレジンガー変換が差分のVI型パンルヴェ方程式になることを示した.また同様の考察を行えば差分ガルニエ系を構成できることを示した
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