研究課題/領域番号 |
20540344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
小坂 昌史 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (20302507)
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連携研究者 |
大山 研司 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (60241569)
水戸 毅 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 准教授 (70335420)
松村 武 広島大学, 先端物質科学研究科, 准教授 (00312546)
鈴木 博之 独立行政法人物質・材料研究機構, 主任研究員 (60354370)
目時 直人 特殊法人日本原子力研究所, 先端基礎研究センター, 主任研究員 (40343909)
吉澤 正人 岩手大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30220619)
中西 良樹 岩手大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70322964)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 強相関系 / 強相関電子系 / 磁性 / フラストレーション / 低温物性 / 希土類金属間化合物 / 中性子散乱 / 核磁気共鳴 / 放光射 |
研究概要 |
希土類金属間化合物YbAl_3C_3が低温において、スピン一重項基底状態を示すことを発見した。中性子非弾性散乱実験によって観測された、10K以下で急激に発達する低エネルギー磁気励起の詳細な構造を調べることにより、その事実を実験的に明らかにした。4f電子系としては初の事例となる、スピンダイマー化に伴うスピン一重項基底状態は、Yb原子が形成する2次元三角格子による幾何学的フラストレーションの存在や、伝動電子濃度の低さがその発現の背景にある。放射光X線回折、核磁気・核四重極共鳴、比熱、磁化、電気抵抗、超音波実験を行いYbAl_3C_3の物性を明らかにした。
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