配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
研究概要 |
立体構造上は,相同なsrc,FynおよびPI3K由来の3種のSH3のフォールディング過程をクライオストップトフロー法で追跡した。結果は3種がそれぞれ異なった過程を通ることが明らかとなった。src SH3は,我々の方法では追跡できないほど速く(室温なら10 μs以内と思われる)できる初期中間体(バースト過程)とその後秒のオーダーでフォールドする過程からなった。一方,Fyn SH3の場合には,バースト過程とそれに続く速い過程およびsrc SH3に匹敵する遅い過程からなっていた。PI3Kでは,バーストの大きさが小さく, 遅い過程が観測された。これは,初期中間体から次の中間体への遷移が共にバーストの時間内で起こっているとすると3種が整合的に説明できる。
|