研究課題/領域番号 |
20540418
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
杉山 慎 北海道大学, 低温科学研究所, 講師 (20421951)
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研究協力者 |
津滝 俊 北海道大学, 環境科学院, 大学院生
西村 大輔 北海道大学, 環境科学院, 大学院生
吉澤 猛 北海道大学, 環境科学院, 大学院生
MARTIN Funk スイス連邦工科大学, 教授
HEINZ Blatter スイス連邦工科大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 氷河 / 氷河湖 / 温暖化 / 数値モデル / 気候変動 / 国際研究者交流 / スイス / 気侯変動 |
研究概要 |
氷河湖の形成が氷河変動に及ぼす影響を明らかにするため、近年その末端部に湖が形成されたスイス・ローヌ氷河において、野外観測を中心とした研究を行った。その結果、湖形成により氷の流動速度が約3倍に増加し、この流動変化によって氷河末端の氷厚減少が加速したことが明らかになった。その後、薄くなった氷河末端部は湖水の圧力によって浮上、崩壊し、著しい氷河後退が観測された。以上の結果は、湖形成に起因した氷河後退メカニズムを観測によって初めて明らかにし、今後の氷河変動予測に貢献する成果である。
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