配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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研究概要 |
本研究では,パーキンソン病(PD)特有のアミロイド斑を構成するタンパク質α-synucleinに着目し,そのアミロイド形成機構の分子レベルでの解析と疾患との関連性の解明を目的とした.特に,脳内情報伝達物質でありパーキンソン病の治療薬の一つでもあるドパミンとα-synucleinとの相互作用を中心に,アミロイド線維形成への影響を蛍光,CD,クロマトグラフィー,核磁気共鳴および質量分析を用いて検討した.その結果,ドパミンはアミロイド線維化に対して抑制効果があることが明らかになった.また,ドパミンの添加によりオリゴマー中間体の形成が促進されることが明らかになった.さらに,ドパミンはα-synucleinと結合し1~3分子単位で複合体を形成することが確認された.以上の結果から,本研究ではアミロイド線維形成機構とドパミンの影響を示したモデルを提示した.
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