研究課題
基盤研究(C)
有機スズ反応剤は精密有機合成に有用であるが、よく利用されるトリブチルスズ化合物は毒性が高いことに加え、分解や分離が容易でないという欠点を有する。この欠点を克服するため、本研究では、スズ上にベンジル基を有する有機スズ反応剤の合成と利用について検討した。トリベンジルスタンナン(Bn_3SnH)はハロアルカンのラジカル還元に有効であり、副生するハロスタンナン(Bn_3SnX)はろ過やシリカゲルカラムにより容易に分離できることがわかった。また、塩基性過酸化水素水により容易に分解することができた。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
10巻
ページ: 133-136
有機合成化学協会誌 66巻
ページ: 17-27
10020127473
有機合成化学協会誌 66
Organic Letters 10
http://www.apc.saitama-u.ac.jp/ygosei/san_pu_sheng_qing_yan_jiu_shi/top.html