研究課題/領域番号 |
20550133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物質化学
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研究機関 | 独立行政法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
西野 正理 独立行政法人物質・材料研究機構, 計算科学センター, 主任研究員 (80391217)
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研究分担者 |
宮下 精二 東京大学, 理学系研究科, 教授 (10143372)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 相転移 / 光誘起相転移 / 圧力誘起相転移 / スピンクロスオーバー / エントロピージャンプ / 弾性相互作用 / 非平衡ダイナミクス / 磁性 |
研究概要 |
スピンクロスオーバー(SC)現象は、光、温度、圧力などの外場(環境)により、系が磁性(高スピン)状態と非磁性(低スピン)状態の間で遷移する現象である。このスイッチ現象において、格子歪が由来の弾性相互用が協力的相互作用となり、相変化が起きる。従って、現象の理解には、この相互作用の性質の解明は重要である。本研究において、この弾性相互作用のモデル化による理論解析を行った。SC系の相転移の機構において、弾性相互作用による実効的な長距離相互作用の為に、結晶の形状が核生成や秩序形成に大きな影響を与える事を明らかにした。これは、これまでよく知られている短距離相互作用系の相転移ダイナミクスでは現れない新しい特徴である。
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