研究概要 |
正方晶ジルコニアセラミックスの超塑性変形における個748の結晶粒子の変位ベクトルを求めた。結晶粒子の流跡線を調べてみると,ジグザグ運動をしていることがわかった。そこで,有限要素解析で、結晶粒子のドリフトベクトルを推定し、それを変位ベクトルから差し引くことで,結晶粒子のランダムウォークベクトルを求めた。その結果,変形の初期では,引張り軸方向とそれに垂直な方向のランダムウォーク成分の分散は逆相関を持つが,変形が進行するにつれて,両者の分散が一致してくる傾向が認められた。この傾向をランジュバン方程式によって解析した。
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