配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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研究概要 |
現在,複合材料が各方面で多く用いられ,その中でも炭素繊維強化プラスチック積層板(CFRP)は航空機用部材等として数多く使用されるようになってきている.一方,CFRPは成形加工後において切断や穿孔等の各種機械加工が施されることが多く,特に切断加工には外周刃切断方式が用いられる傾向にある.しかしながら,CFRPの切断加工では,それに含まれる強靱な炭素繊維の影響によって工具摩耗が著しいという問題点を有する.そこで,本申請研究ではCFRPに代表される複合材料の切断方式として振動外周刃切断方式の適用性を検討するものであり,切断抵抗に加えて,切断精度や工具寿命等について検討した.その結果,(1)振動切断を行うことによって無振動切断と比較し,切断抵抗は減少するとともに,工具摩耗量は約半分に抑制される,(2)振動切断による表面粗さ,うねり,チッピングは無振動切断と同等なものとなる,ことを明らかにした.
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