研究課題/領域番号 |
20560189
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
長谷川 達也 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 教授 (40164818)
|
研究分担者 |
隈部 和弘 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 研究員 (80456706)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 新エネルギー / 熱工学 / バイオマス / 湿式燃焼 / 亜臨界水 / 亜臨海水 |
研究概要 |
本研究では超臨界水状態ではない亜臨界水状態、即ち、低圧熱水状態(6MPa、250℃)、高圧熱水状態(25MPa、260-350℃)、高温水蒸気状態(10MPa、430-490℃)でのエタノールの湿式燃焼について、網羅的研究を行うとともに、湿式燃焼の数値シミュレーションコードを開発した。その結果、低圧熱水条件では微小な気泡の発生が必要であること、高圧熱水条件では超臨界条件での反応速度の百万分の一程度であること、高温水蒸気条件では、反応速度はほぼ同じ温度の超臨界条件での反応速度と同程度であること、が明らかとなった。高温水蒸気条件の結果は、圧力を低減して、安全性、装置コストを低減しながら超臨界状態と同じ程度の高速な反応を起こすことができることを意味しており、本研究の重要な成果である。また、数値シミュレーションコードに実験で得られた反応速度を組み込み、亜臨界湿式燃焼による発熱反応の予測を行えることを示した。以上の成果は国内会議で口頭発表され、また複数の学術雑誌に査読付論文として掲載されている。
|