配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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研究概要 |
平板中におけるガイド波の発生・検出法としては,振動子と測定試料の間にくさびを挿入することで,平板に超音波を斜角入射させる斜角入射法が一般的である.しかしこの方法では,振動子とくさびおよびくさびと平板の間の接着界面における反射やくさび内部での伝搬減衰が問題となるため,有限振幅のガイド波を発生・伝搬させることは容易ではない.これらの問題を解決する一手法として,分極軸が傾斜しているためにくさびを必要としない傾斜分極型平面振動子(TAPP)を用いる方法が挙げられる8).この方法は,くさびを介さずに有限振幅超音波を平板に斜角入射できる可能性がある.従って傾斜分極型平面振動子を用いて有限振幅のガイド波を発生・検出できれば,より広範囲での閉口亀裂の検出などへの応用が期待できる.本研究では傾斜分極型平面振動子を用いた有限振幅のガイド波の発生・検出の検討をした.
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