配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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研究概要 |
本研究では,鉄筋コンクリート造(RC)梁部材における回転限界(靭性能評価法・せん断設計法)について評価する手法を構築することを目的としている.平成20年, 21年度は実大の1/2~1/3スケールである梁部材の曲げ・せん断実験を実施し,平成22年度は梁端部のヒンジ部分をモデル化した部分実験を実施した.その結果, RC梁部材における回転限界を評価するには,梁端部におけるヒンジ領域長さを確定する必要があり,コンクリート強度,配筋状況(複筋比,せん断補強量およびせん断補強筋間隔)に大きく影響を受けることを確認した.評価方法は,梁せん断耐力の曲げ耐力による余裕度による評価が妥当であるが,梁端ヒンジ領域が広がらずに応力が集中した場合には,回転限界が早期に決定されることを考慮する必要があることを提案した.
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