研究課題
基盤研究(C)
水素吸蔵合金は、クリーンエネルギーへの転換に欠かせない材料である。LaNi_5系合金は水素吸蔵合金として実用化されている合金であるが、水素吸蔵・放出を繰り返すことによって、吸蔵量が低下するなどの性能劣化が起こることが問題となっている。本研究では、248KにおけるLaNi_5およびLaNi_<4. 8> Sn_<0. 2>合金の水素吸蔵・放出繰り返しによる劣化過程を、陽電子寿命測定を用いて調べ、水素化物生成過程で形成される格子欠陥が水素吸蔵量低下の原因であることを明らかにした。
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