研究課題
基盤研究(C)
本研究ではアルミニウムを遊星ボールミルで水中粉砕することにより水を分解し、水素を発生させる実験を行った。粉砕は粉砕媒体(アルミナボール)100個、粉砕回転数200rpm、水100ml、アルミニウム粉末約3gで行った。実験の結果、粉末アルミニウムを1時間粉砕すると280mlの水素を得ることができた。これは粉砕媒体との衝突によりアルミニウム表面の温度が上昇し、その表面に接した水が100℃以上になってアルミニウムと反応し水素が発生したと考えられる。また、5.27m/sの風速で発電した電力で遊星ボールミルを1時間作動させると280mlの水素を得ることができるが、水の電気分解(電力3W、通電時間18.7分、水発生量280ml)で得られる場合と比較して0.380gのCO_2を削減できることが推算された。
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