一般炭による廃液中重金属回収,廃プラスチック脱塩素,並びに高発熱量発電燃料の創製

• 研究課題/領域番号: 20560760
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: リサイクル工学
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 菅野 元行 日本大学, 理工学部, 准教授 (70256808)
• 連携研究者: 真下 清 日本大学, 理工学部, 教授 (10059834)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 発電燃料 / 廃プラスチック / 重金属回収 / 一般炭 / 脱塩素 / カチオン交換炭 / ポリ塩化ビニル / 有機塩素化合物 / 銅交換炭

研究概要

重金属水溶液に一般炭を混ぜてろ過することにより,一般炭中のカルボキシル基のプロトンと重金属イオンが交換されたカチオン交換炭を得た.交換炭とポリ塩化ビニルの共熱分解反応を行い,交換炭からの金属脱離の促進にともない有機塩素化合物の生成が抑制でき,高発熱量の固体燃料が得られた.鉛交換炭を用いて,水溶媒量11.1mlとし300℃で0min.保持する共熱分解反応により最も金属・塩素含有率の低い固体燃料が得られた.

研究成果

• [学会発表] Inhibition of chlorinated organic compounds production by co-pyrolysis of poly (vinyl chloride) with cation exchanged coal (2009)
  • 著者名/発表者名: Motoyuki Sugano, Mitsuo Hara, Ryusuke Ichikawa, Naonari Shitara, Yuka Saitoh, Yusuke Kakuta, Katsumi Hirano
  • 学会等名: The 10th Japan-China Symposium on Coal and C1 Chemistry
  • 発表場所: つくば国際会議場
  • 年月日: 2009-07-10
• [学会発表] Inhibition of chlorinated organic compounds production by co-pyrolysis of poly(vinyl chloride)with cation exchanged coal (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野元行
  • 学会等名: The 10th Japan-China Symposium on Coal and C1 Chemistry
  • 発表場所: つくば国際会議場
  • 年月日: 2009-07-10
• [学会発表] カチオン交換炭とポリ塩化ビニルの共熱分解による有機塩素化合物の生成抑制 (2008)
  • 著者名/発表者名: 原光男, 斉藤由佳. 吉原正高, 菅野元行, 角田雄亮, 平野勝巳, 真下清
  • 学会等名: 日本エネルギー学会第45 回石炭科学会議
  • 発表場所: 京都大学百周年時計台記念館
  • 年月日: 2008-10-10
• [学会発表] カチオン交換炭とポリ塩化ビニルの共熱分解による有機塩素化合物の生成抑制 (2008)
  • 著者名/発表者名: 菅野元行
  • 学会等名: 日本エネルギー学会第45回石炭科学会議
  • 発表場所: 京都大学百周年時計台記念館
  • 年月日: 2008-10-10