研究課題/領域番号 |
20570020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
服部 昭尚 滋賀大学, 教育学部, 教授 (90273391)
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研究分担者 |
澁野 拓郎 独立行政法人水産総合研究センター, 養殖研究所, 業務推進課長 (10372004)
右田 正夫 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (70335157)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 海洋生態 / サンゴ礁 / ランダム群集 / 種数面積関係 / 景観 / パッチリーフの構造 / 画像解析 / ランダム置換モデル / 生息地の構造 / 種間なわばり |
研究概要 |
石垣島の複雑なサンゴ礁景観に散在する84パッチリーフと魚類群集(スズメダイ科魚類に限定)を対象に種数面積関係を調べ、そのデータを用いたランダム置換コンピュータシミュレーションを実施した。また、縄張り制藻類食魚の生息種数への影響を知るために統計解析を行った。その結果、3m^2以下のパッチリーフではランダム定着によるランダム群集と見なすことができたのに対し、面積が大きいリーフでは藻類食魚スズメダイモドキ(Hemiglyphidodon plagiometopon)の種間なわばりによる負の影響が明らかになった。しかしながら、縄張り性藻類食魚でよく知られているクロソラスズメダイ(Stegastes nigricans)は負の影響を示さないことも分かった。立体的リーフにおいては、クロソラスズメダイはリーフの垂直面を利用するために面積との関連においては生息種に対して負の影響を示さないこと、また、浅いサンゴ礁では大きなリーフでも高さは2~3mで頭打ちとなるため、大きなリーフはその面積から期待されるランダム群集よりも生息種が大きく減少した。
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