研究課題
基盤研究(C)
クモは捕食者を認識すると、上下非対称性を示し餌捕獲効率が高いけれども情報処理の負荷のために造網時間の長い複雑な網を作らなくなった。また網の特定の領域に「注意を向けて」餌を採っている種がいる事が明らかになった。一方、シミュレーションでクモに情報処理能力の制約を組み込んでも、個体群動態への影響は見られなかった。これらから、クモの情報処理能力の制約は、種間関係には影響しないものの、採餌生態には強い影響を与えている事が示唆された。
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